コンテンツへスキップ

東日本大震災と原発事故

国際資料研究所の3.11   書架3連が執務机の上に倒壊。資料散乱。人的被害なし。 

 幸い、この時席を離れていた。だから、けがしないで済んだ。    I happened to have left my desk before these shelves fell down.

 片づけていたら、落下した書類の中に「チェルノブイリ」というファイルがでてきた。ファイルの中には汚染文書の除染マニュアル。

Among the mess of boxes a binder “Chernobyl” was found and in that binder there was a paper on treatment for the radiation contaminated archives. 

ユネスコ 放射能汚染文書資料の除染の手引き1991

Decontamination Manual for archives by Unesco 1991 in Japanese

放射能と記録管理を考えるには 

『レコード・マネジメント』No.45

放射性廃棄物地層処分における記録保存の検討(イノベーションとしての記録管理)

(杉山他、2002)

高レベル放射性廃棄物の地層処分においては、倫理的側面からの配慮の重要性が近年議論されており、そのひとつのオプションとして、将来世代に向け地層処分に関する情報を保存・伝達する方策を検討した。廃棄物の有する放射能が一定のレベルまで低減する期間の考察から、将来千年後程度までは地層処分の詳細な情報を文書で残すことを考えた。さらに約千年後を過ぎても引き続き放射能は残ることから、地下の処分場の存在をマーカーや …

上の図は、論文に掲載されたもの。これで見る限り、放射能低下が始まるのは、100年くらいすぎてからだ。